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五輪の風、海外展開に弾み ミズノなど、高機能ウエア投入 |
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スポーツ用品各社が、2月12日に開幕するバンクーバー五輪をビジネス拡大のチャンスとみて、熱い視線を送っている。ミズノは大会期間中、吸湿発熱素材を使った高機能ウエアを現地でアピールし、北米での販売に乗り出す。デサントは公式ウエアのレプリカを日本や欧州で販売しブランド力向上に役立てる。五輪の宣伝効果を追い風に国内だけでなく、海外での存在感も高めていきたい考えだ。
ミズノは期間中、バンクーバー市内に店を構え、汗などの水分を吸収して発熱する高機能素材「ブレスサーモ」を使った下着やジャージー、アウトドア用ウエアを販売する。市内中心部のショッピングモールでブレスサーモのイメージキャラクターが登場するイベントも行う。
海外では中国と欧州で一部販売しているが、開催を機に北米でも本格展開する。「技術力があることを訴え、販売のはずみにしたい」として、五輪の宣伝効果を最大限に活用していく。
デサントは、日本代表選手が着用する公式ウエア6商品のレプリカを昨年12月中旬に国内で発売した。中には最新技術を使い、完全防水を実現したジャケット(8万9250円)など高額商品も含まれるが、「販売の滑り出しは順調で引き合いも活発」という。公式ウエアで採用したデザインや技術は、今後発売する製品にも取り入れる計画だ。
今回の五輪では、競技用を含むスペイン代表とスイス代表のウエアも手がけた。レプリカは、今年秋から両国に加え、欧州のウインタースポーツの盛んな国で販売し、海外でのブランド力向上に役立てる。
世界各国でテレビ放映され、絶大な宣伝効果があるとされる五輪だが、冬季五輪については「競技人口が少なく、一般販売につながりにくい」(スポーツ用品大手関係者)と疑問視する声もある。前回のトリノで公式スポンサーを務めたアシックスは、引き続き選手の支援に力を入れるものの、「効果は否定しないが、一般を意識した販促の予定はない」という。同社は10月に米ニューヨークでランニング関連製品を専門的に販売する海外2カ所目の旗艦店をオープンしたばかりで、愛好者が増えている同分野の顧客獲得を最優先していく構えだ。
しかし、不況の影響はスポーツ用品にもおよび、ランニングやサイクリングなどの、健康志向の高まりに支えられた分野を除き、販売不振が目立つ。それだけに、大会の盛り上がりに対する各社の期待は今まで以上に大きいといえる。(井田通人)
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